歯周病の予防処置│国分寺市の歯医者「こばやし歯科医院」

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歯周病の予防処置

歯周病の予防処置

① プラーク性歯肉炎から歯周炎への重症化予防
平成28年歯科疾患実態調査では15~25歳の間で4mm以上のポケットを有する患者が急速に増加していることが認められていることから、プラーク性歯肉炎が歯周炎へと移行を始めます。 15〜25歳くらいにおいては、適切な歯周病の予防処置を行うことで歯肉炎から歯周炎への移行を抑制することができます。40歳以降では高頻度で歯周病が認められることから、15~25歳くらいまでの時期に適切な予防処置を行う意義は大きく、歯周病患者数を大幅に減少させることができると考えられます。
歯周病は主に細菌感染症という面からセルフケアとプロフェッショナルケアが大切です。また、生活習慣病という側面をもつことから、地域、学校、職場などの集団を対象としてコミュニティーケアも有効です。この時期の予防処置としては、歯周組織検査と口腔衛生指導ならびに機械的歯面清掃、スケーリングなどです。歯周病では予防と治療が密接に関係していることから、定期的な一次予防ならびに二次予防を適切に行うことで歯周炎への移行を防ぐことが重要となります。

② 妊婦への予防処置
妊娠によりホルモンバランスの変化やつわりで口腔環境が変わり、口腔衛生管理が不良になると、妊娠関連性歯肉炎あるいは歯周炎の発症や悪化が生じます。 口腔内に生じた慢性的な炎症状態により、血液中に種々のケミカルメディエーターが放出され、早産・低体重児出産の頻度が高まる可能性も報告されています。 現在、各市町村において妊婦歯科検診が実施され、歯周病が認められる場合、歯科医院への受診を勧めています。早期発見により早期治療を行うことは重要なことであるが、疾患に
罹患しないための予防処置を行うことはさらに重要です。妊婦に対する定期的な歯周病予防処置としては、歯周組織検査と口腔衛生指導ならびに機械的歯面清掃、スケーリング、スケーリング・ルートプレーニングおよび咬合調整などであり、この他に保健指導が含まれます。また、妊娠を予定している人に対しても積極的な予防処置を行うことが望ましいとされています。

歯周病のリスクを理解する
当院では歯周病の現在のの状態と未来のリスクを把握するためにOHISを導入しています。自覚症状が少なく自分事化しづらい歯周病。 OHISは歯科医院ですでに収集している情報を膨大な疫学データをもとに、リスクと症状を未来・現在・過去にわたって視覚的に伝えることが可能です。患者さんの予防への関心アップを目的としています。

特徴:

・収集した情報を反映
・ 未来 現在 過去を“見える化”できる
・「隠れリスク」 を早期に把握できる


リスクの把握が歯周病予防の近道
どうして私は歯周病になったのか? 今後のリスクはどれくらいあるのか?一般論ではなく自分の歯周病リスクを未来・現在・過去を通してイメージさせることで、予防へのモチベーションアップしていきましょう。

監修者情報

こばやし歯科医院
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