「歯周病かも?」チェックリスト│国分寺の歯医者|こばやし歯科医院|歯周病専門医在籍|

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「歯周病かも?」チェックリスト

1.日本における歯周病の実態

歯やお口の健康を保つことは、単に食物を摂取咀嚼するだけでなく、 食事や会話を楽しむなど生涯豊かな生活を送るための基礎になります。高齢者においても歯の喪失が10歯以下であれば食生活に大きな支障が生じないため、生涯を通じて自分の歯で好きなものをおいしく食べて、生き生きとした会話や笑顔をもち続けるために、80歳になっても20歯以上の自分の歯を保とうとする 「8020運動」が提唱推進されています。

国民の口腔衛生に対する意識の向上と歯科医療従事者 (歯科医師、歯科衛生士など) の努力の結果、平成17年度には80歳で20歯以上の歯を有する者の割合は初めて20%を超えました。 平成23年度では 38.3% 平成28年では 51.2% となり平均歯数は約 15.3 歯となりました。「健康日本21」における歯の喪失防止の目標は、「8020 達成者を20%以上に、6024 達成者を50%以上にする」であり、目標は達成できたことになります。

 しかし、一方で4mm以上の歯周ポケットを有する高齢者の割合は増加しています。現在、わが国は世界有数の長寿国ですが、80歳前後の高齢者の残存歯数をみると、決して高い数値とはいえないことがわかります。

「国別年代別残存歯数」 や 「歯科疾患実態調査」 でわかるように、 中高年以降、急速に歯を失う傾向があります。さらに、わが国の歯周病の有病率は他の疾患に類をみないほど高く、社会および国民に与える影響はきわめて大きくう、 歯周病の治療および予防への取り組みは今後の

重要な課題となっています。歯がある限り常に歯周病のリスクは伴います。また以前はあまり取り沙汰されていなかったインプラントの歯周病「インプラント周囲炎」の発生も多く報告されています。今回は歯周病が疑われるチェックリストをいくつかご紹介いたします。

 

2.歯周病のチェックリスト

・硬いものが噛みにくい。

・口臭が気になる。

・歯肉がときどき腫れる。

・少し歯磨きをしただけで、歯茎から血が出る。

・朝起きると、口の中がネバネバしている。

・歯茎から黄色の膿が出たことがある。

・冷たいものを飲むと歯がしみる。

・歯肉が下がって、 歯と歯の間にすきまができてきた。

・歯がグラグラする。

・喫煙している

・糖尿病の既往がある

・中年期以降の方

・妊娠中の方

これらに当てはまる方は歯周病のリスクが高いと言われています。一度、歯科医院で歯周病の精密な検査を受けることをおすすめします。

監修者情報

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