歯周病治療
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歯周病専門医による
高度な歯周病治療
国分寺の歯医者「こばやし歯科医院」では、歯周病専門医による高度な歯周病治療をご提供しています。
歯周病専門医とは、日本歯周病学会によって「歯周病に関する専門的な知識と技術を持つ」と認められた歯科医師に与えられる資格です。国分寺市においては、歯周病専門医の資格を持つのは当院のみです。
当院ではCBCTやエックス線を用いて口腔内の状態を詳細に検査し、進行具合に合わせて適切な治療を行っています。重度歯周病では、再生療法など高度な治療もご提供しています。
歯周病専門医とは
歯周病専門医とは、日本歯周病学会により歯周病治療への専門的な知識と技術を持つと認められた歯科医師に与えられる資格です。
日本歯周病学会では、認定医・専門医・指導医などの資格制度を設け、国民の口腔保健と全身の健康増進への貢献を目的として、専門知識・技術を持つ歯科医師の育成を行っています。歯周病専門医になるためには、学会に5年以上在籍していることに加えて、認定医取得後に認められた研修施設での2年以上研修を行い、歯周病治療の知識と技量術を学びます。
その上で専門医試験に合格することが必要です。日本歯周病学会全体でも、専門医資格を持つのは1.1%しかいません。
歯周病治療に力を入れている理由
歯周病は、誰もがかかる可能性のある病気です。インプラントの場合でも「インプラント周囲炎」というインプラントの歯周病になることがあります。インプラントは天然の歯よりも歯周病にかかるリスクが高いと言われています。歯周病は歯がある限り、お口全体の健康に関わる病気です。
そのため、生涯通して健康なお口でいるためには、歯周病の治療が重要といえます。また、歯周病は1回の治療で治るものではありませんので、定期的なメインテナンスも大切です。
日々進化する歯科医療の中で、歯周病治療もさまざまな進化を遂げています。より良い治療をご提供するために、歯周病専門医として日々知識と技術の研鑽に努めています。
精密検査で歯周病の
状況を把握します
全顎デンタルエックス線
検査(16枚法)
歯科用のレントゲン撮影は、「パノラマエックス線写真」「デンタルエックス線写真」「CBCT」の3種類あります。当院では歯周病治療前の検査においてはまず、デンタルエックス線写真による「全顎デンタルエックス線検査(16枚法)」を行っています。
全顎デンタル16枚法は、1本1本の歯を細かく確認できる画像検査法です。特に1本の歯の前側と後ろ側の骨の状態を知る上で有用です。また、むし歯の広がりを診断することに優れています。
歯周ポケット検査
歯周病検査では、歯周組織破壊の程度を診断します。当院では一つの歯に対して6点の計測点を設けて歯周ポケット検査を行います。歯周ポケットの深さはもちろんのこと、歯周ポケットの出血から歯肉の炎症の程度を診断します。その他にも歯の揺れの大きさ、膿の出ている箇所、歯の根の分かれ目の露出の程度、過去に起こった歯周組織の破壊の程度も診査する事ができます。
この検査を歯周病治療が進行する過程で何度も行うことで歯周組織の改善の程度を評価できます。歯周ポケット検査、全顎デンタルエックス線検査、CBCT検査を総合的に判断して診断を行います。
CBCT
CBCTでは、従来のレントゲンが2次元撮影で平面的な情報しか得られないのに対し、3次元撮影を行うことで、口腔内を立体的に映し出せます。そのため、従来のレントゲンでは分からなかった、歯の周囲の顎の骨の状態、歯の根の膿の袋の状態、上顎洞の状態、神経や血管の走り方、顎の骨の中の隠れた病変なども正確に把握できます。
CBCT撮影で口腔内の情報を正確に知ることで治療の、安全性を大幅に高めます。また、根管治療やインプラント治療など精密さが求められる治療において、CBCTは大きな効果を発揮します。また、歯科用CBCTは医科用CTと比べてエックス線量が少ないため、患者さんへの身体の負担が少ないのも特長です。
位相差顕微鏡の使用
口腔内には、500~700種類もの細菌が生息しているといわれています。これらの細菌が原因となり歯や歯茎に影響を与えるのがむし歯・歯周病という病気です。位相差顕微鏡とは、こうした口腔内細菌の種類や量を観察する機器です。
口腔内に存在する細菌にはさまざまな特徴があり、その種類によってリスクが異なります。健康なお口のためには、患者さんのリスクに応じた治療が大切です。歯周病菌は完全にゼロにすることはできませんが、その数を極力減らすことが歯周病の改善・再発予防につながります。
歯周病治療の進め方
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STEP01
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初回の診査・診断
歯周病の進行具合を把握するために、問診や視診と共に、口腔内写真撮影、歯周ポケット検査などの専門的な検査を実施します。その後に全顎デンタルエックス線検査(16枚法)、CBCT撮影を行い、検査結果と共に、全身疾患の有無や年齢なども踏まえ、患者さんに合った治療計画をご提案します。
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STEP02
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歯周基本治療
歯周病専門医の指導のもとで指導を受け、訓練された歯科衛生士が歯周基本治療を行います。歯石を除去するスケーリングやルートプレーニングなどの処置はもちろん、お口に合ったブラッシング方法を指導させて頂きます。
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STEP03
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歯周組織の再評価
歯周初期治療によって歯周組織がどれくらい回復したか、歯周病がどのくらい改善したかを確認します。再評価の結果次第では再度スケーリングやルートプレーニングを行う場合があります。初期治療で歯周組織の改善が認められない場合は、歯周外科手術を検討します。
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STEP04
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歯周外科手術
歯周初期治療を行っても歯周組織の改善が見られない場合は歯周外科手術を施行します。術式はさまざまあるため、歯周病専門医が病態にあわせて最適な手術方法を選択します。また、骨の欠損があるケースでは、失われた組織を再生させる歯周組織再生療法も検討する場合があります。
歯周外科手術後は再び歯周組織を評価し、維持・安定が認められるようであればメインテナンスへ移行します。
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STEP05
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定期的なメインテナンス
歯周病は再発しやすい病気であり、治療後のメインテナンスがとても大切です。毎日のブラッシングによるセルフケアはもちろんですが、歯科医院での専門的なケアもしっかり受けましょう。通院頻度は患者さんによって異なりますが、通常は3ヶ月に1回程度です。
治療後は歯科衛生士が
管理を行います
当院では、患者さん一人ひとりのお口の健康を担当の歯科衛生士がサポートします。担当衛生士制により、些細なお口の状態の変化に気づくことができるため、むし歯や歯周病の早期発見につながります。担当の歯科衛生士が患者さん一人ひとりにあった適切なメインテナンスをご提供します。
口腔内のチェックを行い異常が見られる場合は、歯科医師と連携して画像検査や早期治療を行います。問題がなければ、健康な状態を維持するために、訓練された歯科衛生士が専用の器具を用いてスケーリング・ルートプレーニングを行い隅々まで歯石を除去していきます。歯科衛生士は歯石除去のプロフェッショナルなので、歯を傷つけることはありません。
また、定期メインテナンスではブラッシング指導も行います。ブラッシングは自己流になりがちで、歯磨きを行なっていても、プラークが多く付着している場合があります。磨き残しが多くなれば歯石が形成されやすくなるため、歯周病の発生リスクが高まります。そのため、お口にあった正しいブラッシング方法を知ることが大切です。
ブラッシング指導では、正しい器具の使用法をアドバイスすることはもちろん、歯ブラシや歯間ブラシなどの補助的清掃用具の使用法も指導します。担当の歯科衛生士と二人三脚で、治療後の良い状態を保ち、歯周病の再発を防ぎましょう。